中村20周年寄稿

私の市大20周年(7)芸術学部講師 中村圭


これまでの20年を振り返って

現在私は、デザイン工芸学科の講師として教育研究に携わっています。主には、視覚造形とデザイン工芸学科1年生の指導にあたっていますが、デザイン工芸概論も担当しています。研究としては、基町の活性化を目的とした基町プロジェクトに、関係者と協力しながら取り組んでいるところです。 私は一期生として芸術学部デザイン工芸学科に入学した後、ずっと本学にお世話になっております。ですから、開学20周年の今年は、私にとって大学生活20年目の年でもあります。この間、実に色々なことがありました。例えば組織的なことでいえば、私がかつて学んだ空間造形という分野は、今では現代表現となっています。 今年は学部棟にあったVRスタジオがなくなり、フォトスタジオとアートシアターができたり、CGラボがなくなってコンピュータルームができたりと施設面でも大きな変化があります。視覚造形では第一工房棟に新しいVCデザインスタジオが整備され、今年10月にオープンします。これまで以上に教育研究環境が整いますので、学生にはいい作品をたくさん制作してほしいと、今から期待しているところです。 さて、11月にはホームカミングデーが行われます。卒業生の皆様、20周年を迎えた大学に、もう一度いらしてみませんか? 皆さんと、これまでの20年を振り返り、また、これからの20年をお話できることを楽しみにしています。 【写真説明】 現在工事中のVCデザインスタジオと隣接する2Dプリントルーム