写真1

私の市大20周年(11)情報科学研究科准教授 大田知行


情報科学部第一期生として

1994年4月に情報科学部情報工学科一期生として、広島市立大学に入学しました。当時は、都市高速4号線もなく、アストラムラインも運行前でした。大学の建物も情報科学部棟など、一部は建設中でしたが、(当たり前ですが)すべての設備が新しく、最新の環境で大学生活を過ごすことができたことは非常にありがたいことでした。とは言え、開学当時は飲食店やコンビニなど、大学周辺には本当に何もないというのが、悩みの種でした。
2002年4月より情報工学科プログラム工学講座(現ネットワークソフトウェア研究室)に助手として採用していただき、主にアドホックネットワークの研究に従事してきました。教員として採用されて以来、これまでに多くの学生さんと出会ってきました。卒業研究や修士論文を一緒に取り組むため、どうしても研究室配属後の学生さんとの関わりが一番長くなりますが、大学院に進学する学生さんであれば、3年もの間、一緒に大学生活を過ごすことになります。研究室での活動としては、学会活動のための出張や、ゼミ合宿(最近はあまりしていませんが…)を実施するなど、様々なイベントごとがありました。また、海外学術交流協定大学であるハノーバー専科大学からの学生さんを研究室で受け入れたこともあり、研究室内では学生みんなが自信なく留学生と会話をしていたような時期もありました。
研究室内外での様々な活動を通じて経験を積むことにより、社会でも十分にやっていける学生となり、修了・卒業をしていったと思っています。
広島を離れ、関東地方へ就職する学生さんが多いですが、お盆や正月などには研究室OB・OG会を開催することにより、年に1~2回、なかなか会えない人だと数年に1回ではありますが、再び会うことができることをいつも楽しみにしています。
今回、11月1日(土)にホームカミングデーとして、同窓会懇親会が開催されますが、いつもの研究室のOB・OG会以上に、多くの卒業生の参加をお待ちしています。
写真2
ハノーバー専科大学を訪問した際に、留学生のトビアス君と再会したときのツーショット

<タイトル写真説明>
最近の研究室OB・OG会の様子