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私の市大20周年(1)国際学部教授(副学長) 岩井千秋


私の市大20周年-合言葉 “Carpe diem”

開学から20年、工事現場さながらの大学オープンだったけど、それはそれで活気がありましたね。教職員も学生も毎日が必死で、超にも勝る究極の少人数教育状態。いつの日か学生が合言葉のように言い始めたのが “Carpe diem”(ラテン語)。英語流に言えば“Seize the day”。出所は 「いまを生きる(原題 Dead Poets Society)」(1989)の映画でエリート校に赴任してきた教師が引用した詩。

あの当時、20年後の市大を誰が想像できたでしょう?新設大学で、それこそみんな「いまを生きる」を日々実践していましたね。20年は早いようだけど、やっぱりそこには一日一日があって、このキャンパスに集った学生、教職員すべてが積み上げてきた成果が今の20周年に繋がっていることを実感します。私自身、前の職場で学科の新設に立ち会え、本学ではその上をいく大学の新設に最初から立ち会うことができたことは何にも勝る喜びです。

広島市立大学同窓生の皆さん、退職された先生方、現職の教職員の皆さん、次の合言葉は「11月1日」。ホームカミングデー同窓会(懇親会)で再会しましょう。楽しみにしています。

<写真:岩井ゼミ恒例のダルマ会>
私にとっては授業やゼミで出会った学生が一番の宝物だし一番の思い出です。卒業生には毎年ダルマを卒業祝いに贈ってきました。ダルマには私からのメッセージとゼミ生の寄せ書きを添えて。卒業のときには片目だけを入れ、次の節目にもうひとつの目を入れてもらうことにしています。卒業した岩井ゼミ生へ:次のダルマがいる方はご一報を。